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外務省:南海問題における中露の協調を示す声明発表

2016-06-27 20:49:08     cri    
 ロシアのプーチン大統領が公式訪問中の中国で、中露両国の外相は「国際法を促進する中露の声明」に調印しました。外務省の洪磊報道官は27日北京で、「この声明が示す中露双方の立場は、国際社会が南海問題における当事者の言動の是非を見極めるために役立つ」と表明しました。

 この声明は紛争の平和的解決に言及し、「各国は協力の精神と国家の同意、そして善意に基づく紛争解決の方法やメカニズムを選び取るべきだ。権利を濫用したり、その主旨を損なったりしてはならない」と指摘しています。また、「国連海洋法条約」について言及し、「公約の上に立つ法律制度の完全制を破壊してはならない」と強調しました。

 洪報道官は、「国際秩序が変化し、グローバルガバナンスが変革を迎えている現在、国際法に基づきガバナンスを推進し、公平な正義を追求するとことはすでに国際潮流となっている。中国とロシアは、安全保障理事会の常任理事国として国際法などを維持、促進することにおいて共同の責任を負っている」と強調しました。

 24日に閉幕した上海協力機構(SCO)タシケントサミットが発表した宣言では、南海問題における中国の立場を支持する旨が表明されました。また、地域の大国とBRICSメンバー国である南アフリカも、近ごろ、南海問題における中国の立場を支持するとの声明を発表しています。

 これに関して洪報道官は、「これらの声明は、国際的・客観的な立場を、再度、力強く証明した。国際法治を守る国家の数は少なくないことが示され、国際社会の主流の声が代弁された」と述べ、それに続けて「関連各側も国際上の客観的で公正な、理性の声を聞いて欲しい。南海問題を処理する上での正しい道を逸脱しないよう望む」と話しました。(雲莎、謙)

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