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友好協力関係は南海問題に影響されるべからず=王外相

2016-06-15 13:15:56     cri    

 中国-ASEAN外相特別会合が14日、雲南省玉渓で行われ、王毅外相と、ASEANの対中交渉窓口国であるシンガポールのバラクリシュナン外相が共同で司会進行を担当しました。

 王毅外相は席上「中国とASEANが対話関係を確立して今年で25年になる。双方は高度に融合した利益共同体となっているほか、苦楽をともにする責任共同体にもなりつつあり、今後は密接に結ばれた運命共同体となるだろう。中国はあくまでも平和発展の道を堅持し、地域の平和と安定を断固として守っていく。また、ASEAN共同体の構築を変わることなく支持し、地域協力におけるASEANの中心的地位を支持していく」と強調しました。

 ASEAN諸国の外相は中国との対話関係の発展を高く評価し、中国とともに関係のさらなる発展を推し進めたいと表明しました。また、中国とASEAN双方は、南海の平和と安定を共に護り、全面的、効果的且つ漏らすことなく「南海各側行動宣言」を行動に移し、海上における実務協力を行い、「南海行動規範」に関する交渉を積極的に進めると改めて表明しました。

 会合後の記者会見で王毅外相は「中国とASEANの外相は南海問題について踏み込んだ討論を行い、南海の平和は共に護るべきであることを強調、南海問題を適切に処理し、双方の友好協力に影響を及ぼさないようにしていくと改めて表明している」と述べました。

 さらに「『南海各側行動宣言』の実施をめぐってベトナムのハロン湾でさきに開かれた中国ASEAN高官会合で新たな成果が収められたことを高く評価する。新たな成果には、『南海各側行動宣言』の実施に関する合同声明の発表に向けて基盤を固めていく努力をしていくとしたことや、海上緊急事態を処理する中国とASEANの『ハイレベル外交ホットライン』の設置をめぐる方針の制定を速めていくことなどがある」と述べました。(MOU、む)

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