20160611news2
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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は10日、「南海問題に対する第3者の介入は地域情勢の緊張につながる」とするロシア側の見解を発表しました。
ロシア外務省公式サイトの情報によりますと、ザハロワ報道官は同日、記者会見を開き、「南海情勢はアジア太平洋地域の安全と安定に影響する重大要素だ。この問題に第3者が介入することは、地域情勢を緊張化させるだけだと考えている」としたうえで、「南海問題の関連各方面は武力不使用の原則を厳守し、政治・外交ルートを通じ、且つ『国連海洋法条約』や『南海各方面行動宣言』『南海各方面行動宣言の実行指導方針』などに基づき、直接対話と交渉を行うべきだ」と語りました。
ザハロワ報道官はまた、「ロシアは、中国とASEAN諸国の『南海行動規範』の制定をこれからも支持すると共に、アジア太平洋地域における安全確保と、協力拡大のための枠組み的原則の制定を願っている」と述べました。(白、む)
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