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7月に量子通信衛星打ち上げへ:中国科学院

2016-05-29 15:37:13     cri    
 中国科学院は28日、今年7月に国内初の量子通信実験衛星の打ち上げを実施することを明らかにしました。世界初となる衛星・地上間の量子通信を実現させることで、理論上「盗聴が不可能」な量子暗号通信システムと科学実験システムを構築するということです。

 中国の量子通信衛星の首席科学者である藩建偉氏は「量子情報通信の安全性は量子力学の基本原理にある。単一光子源が放つ1つだけの光子に情報を載せて伝送した場合、その信号を覗こうとすれば必ずその痕跡が残る。また、単一の光子の状態を変化させずにコピーすることも不可能である。この原理を利用し、傍受不能な暗号通信を実現した。身分認証や安全なデータ転送などにおける暗号の無条件の安全性が理論上保障され、根本的かつ永久的に、情報転送の安全性を確保した」と紹介しました。

 量子通信実験衛星の打ち上げ後に、衛星と地上とを結ぶ科学実験システムが正式に稼働し、「量子鍵配送」や広域での量子通信などの実験が行われるということです。(万、謙)

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