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外務省、米大統領に反発「平和と安定を乱すべきではない」

2016-05-24 21:56:18     cri    

 アメリカのオバマ大統領がベトナムで行った演説で南海問題に言及したことに対して、中国外務省の華春瑩報道官は、「他地域の国は南海地域の平和と安定に努めるべきだ。この地域の規則と秩序を破壊し、平和と安定を乱すべきではない」と強調しました。

 オバマ大統領が演説内で言及した「自由航行」について、華報道官は「航行の自由というのは、国際法によって各国が享受している本当の自由航行の権利か、それとも米軍艦と軍機が独自で享受する『横行』かということをまず確認する必要がある。もし皆が享受する権利であれば中国は賛成する。もし後者であるなら、すべての国に認められるものではないだろう」と述べました。

 さらに大国と小国という演説内容について、華報道官は、「国の大きさは1つの国の行動が正しいかどうかを判断する唯一の根拠にはならない。新中国が成立してから、中国は陸地で接する隣国14か国のうち、12の国とともに歴史事実と国際法に則って、交渉で境界線を描いてきた。フィリピンの国土面積より小さい国は5か国、フィリピンの人口より少ない国は10か国ある。これは国の大きさが問題解決を左右するものではないことを表している。重要なのは、双方がともに努力して交渉することによって、紛争を解決する誠意と決心を持っているかどうかということだ」と強調しました。(万)

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