論説の冒頭では台湾当局の新しい指導者が20日に行った演説について触れ、「新指導者は『両岸関係の平和的で安定的な発展を推進していく』と言及したものの、『九二共識(92年コンセンサス)』の核心的な意味合いの言及をわざと避けるとともに、両岸関係の根本的な性質に対しても曖昧な態度を示した。両岸関係の平和発展の政治的基盤についての、答えなければならない問題に対して未完成の答案を出した」と指摘しました。
論説はまた「一つの中国の原則を体現する政治的基盤を確認してこそ、両岸関係の制度化交流は続き、一度手に入れた両岸関係の平和発展の成果を再び失わずにいられる。台湾当局の新しい指導者として、未完成の答案を完成させなければならない」と強調しました。
さらに、「台湾当局の新しい指導者に対しては、口先で言っていることだけでなく、その具体的な行動も見ていかなければならない。異なる道の選択は両岸関係の未来、両岸同胞の切実な利益、および台湾海峡の平和と安定に関わる。台湾当局がいかにして、実際の行動を通じてこれに応えるか、両岸の人民は非常に注視している」と述べました。
論説は最後に「台湾海峡の情勢は複雑化しているが、両岸関係の主導権は我々がしっかりと握っている。台湾に対する我々の方針は明確であり、一貫したもので、台湾の政局の変化によって変わることがない。今後も『九二共識』という政治的基盤を堅持し、『台湾独立』に反対し、一つの中国という原則を断固として維持し、両岸関係の平和発展を推進するために努力していく」と述べました。(ZHL、謙)
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