20160428news7
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ロシアのラブロフ外相は27日、米国による朝鮮半島への新型迎撃ミサイルシステム(THAAD)の配備は、地域の安全と安定を脅かすものだと表明しました。
ラブロフ外相は同日、モスクワで開かれた国際安全保障会議で「米国とその同盟国による、グローバルな規模での防衛ミサイルシステムの配備は、依然として国際情勢にとっての不安定な要素である。イランの核開発計画の脅威は解消されたが、米国は関連計画を修正していない。朝鮮半島での防衛ミサイルシステム配備は、地域の安全と安定の新たな脅威となっている」との考えを示しました。
さらに「朝鮮半島で不穏な動きがみられる。朝鮮が、責任を負わない行動をとらないよう望んでいる。こうした情勢を口実に一部の国が北東アジアにおける軍事力を強めようとしている。これは極めて危険で、悪い結果を招くものだ」と述べました。
なお、韓国国防省は3月4日、韓国に新型迎撃ミサイルシステム「THAAD」を配備するための合同グループを設立し、作業をスタートしたと発表しています。(MOU、謙)
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