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習近平国家主席は1日、米ワシントンで、イラン核問題6カ国協議指導者会議に出席、重要談話を発表しました。
習主席は、「イラン核問題全面協議の達成は重要な一里塚だが、その実行は困難を伴うものだ。全面協議は、交渉面だけでなく、実行面にも考えを到らせることが重要だ。我々は政治的申し合わせを守り、確実に協議に定めたとおり実行されることを保証しなければならない。外的要素の干渉を排除し、他の問題により引き起こされた係争が協議の履行を妨げないことを保証していかなくてはならない」と指摘した上、イラン核問題の解決から得た経験として、以下の4点に言及しました。
第一、対話交渉は重大問題を解決するのに最適な方法である。対話交渉には時間と手間がかかるが、結果は堅実なものである。
第二、大国間の協力は重大争議の解決に有効な道である。国際社会は運命共同体だ。大国は、イラン核問題の関連6カ国のように、問題解決の支柱になるべきだ。
第三、国際的な協議の妥結には、公平公正の原則を堅持すること。各国が関心をもつ問題はすべて妥当な解決を図るべきだ。
第四、政治決断は交渉を打開するキーポイントである。各国は問題の核を捉え、肝心な時期には決断を下すべきだ。
また、習主席は、「中国は終始、イラン核問題解決プロセスの積極的な参加者・推進者・貢献者だ。我々は各方面と共に、全面協議の確実な履行に努力を惜しまず、世界のセキュリティガバナンスに新たな貢献をしていきたい」と強調しました。(白、む)
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