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習主席、オバマ米大統領と会談

2016-04-01 10:08:16     cri    

 習近平国家主席は現地時間の31日、ワシントンでオバマ大統領と会談を行いました。双方は中米関係の発展、および共に関心を寄せる国際問題や地域問題について具体的な意見交換を行い、各分野での協力関係を深め、国際問題における意思疎通を強め、共通した利益を確保かつ拡大し、両国関係の引き続き健全かつ安定した軌道の上での発展を推進することで意見が一致しました。

 習主席は「中国とアメリカは最大の発展途上国と最大の先進国として、また、世界の二大経済国として、世界の平和や安定、繁栄を促す上でより重要な責任を担っており、協力すべき分野・協力しうる分野は共に大きな余地を残している。両国にとっての共通利益は意見の相違よりはるかに大きく、双方が協力すれば、両国のみならず、世界にとってプラスとなる重要なアクションを広く展開することが出来る。双方は、互いの核心的利益および大きく関心を寄せる問題を尊重しつつ、対話と協議を通じて意見の食い違いを解消し、建設的な方法でセンシティブな問題をコントロールし、誤解や誤った判断、争議の拡大を避け、中米協力の大局に影響を及ぼさないよう努力すべきだ」と指摘しました。

 経済発展について習主席は「世界経済が不安定で、国際金融市場が大きく揺れ動く中、いかなる国も競争的な通貨切り下げによって輸出を促進すべきではない。中国とアメリカはマクロ経済政策の協調を強化し、力強く、持続可能で、バランスの取れた世界経済の成長を共に促していくべきだ」と述べました。

 南海問題について習主席は「中国は一貫して各国の国際法に基づく航行・飛行の自由を尊重するが、航行の自由を言い訳として中国の国家主権と安全利益を脅かす行動はそれを許さない」と従来の立場を改めて強調した上で、主権と領土問題において偏った態度を取らないという申し合わせを守り、南海地域の平和と安定のために建設的役割を果たすよう、アメリカ側に促しました。

 オバマ大統領は「アメリカと中国は、マクロ経済政策の協調や注目を集める地域問題の解決、気候変動、グローバルヘルスケア、核セキュリティなどの分野でますます協力を拡大しており、アジア太平洋地域でも幅広い利益を共有している。中国側とともに意見の食い違いを建設的にコントロールしていきたい」と述べました。

 オバマ大統領はまた、サプライサイドの構造改革を含めた中国経済の構造転換を支持し、中国と共にマクロ経済政策の協調を強化していく考えを示しました。また、中国側の主催によるG20(主要20ヵ国・地域)サミットで、世界経済の持続的な成長を促すポジティブな情報を共に発信していきたいとの考えを示しました。(ZHL、む)

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