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習主席、核セキュリティ・サミットで重要談話を発表

2016-04-02 11:32:43     cri    


 米国ワシントンで第4回核セキュリティ・サミットに出席中の習近平国家主席は、「国際核セキュリティ・システムを強化し グローバルな核セキュリティ・ガバナンスを推進しよう」と題する重要談話を発表し、公平な・協力の場としての・互いを利する国際核セキュリティ・システムの構築をめぐり、中国の政策と主張を全面的に説明するとともに、核セキュリティ分野における中国の最新成果を発表し、自国の核セキュリティを強化し国際協力を積極的に進める中国の姿勢を参加国に向けて明らかにしました。

 今回のサミットは「国際核セキュリティ・システム」をテーマに開かれたもので、52カ国の指導者や代表が出席したほか、国際機関などの指導者が出席しました。

 習主席は談話の中で、「私はかつてハーグで開かれた第3回核セキュリティ・サミットで、公平な・協力の場としての・互いを利する国際核セキュリティ・システムを構築すべきことを提起した。このためには、政治資源の投入を強化し、国際的共通認識を高め、協力的かつ互いを利する新しい形の国際関係を築き上げ、問題の現象と原因を同時に捉え、世界の安全ガバナンスを推し進める必要がある。そのためには、国家の責任感を強化し、核セキュリティ戦略を着実に実施し、綿密で恒久的な予防線を張ることが必要であり、国際協力を強化し、核セキュリティの運命共同体を作り上げ、各国が足並みをそろえていく必要がある。そして、核セキュリティ意識を高め、協力的な雰囲気を作り上げていかなければ成らない」と述べました。

 さらに「ハーグ・サミット以降、中国は核セキュリティの分野で新たな成果を上げている。中国は核セキュリティを国全体の安全システムに組み入れ、国家安全法に記載し、核セキュリティの戦略的位置づけをしている。中国は、有言実行の原則を堅持し、国際的義務と政治的申し合わせを忠実に履行していく。中国は、協力による共栄のビジョンを持って、国際交流と協力を進めていく」と述べました。

 習主席は「中国は、自国の核セキュリティを引き続き強化し、国際協力を積極的に推し進め、技術とノウハウをシェアし、リソースやプラットフォームを提供していく。核セキュリティ能力育成のためのネットワークを構築し、高濃縮ウラン減少に関する協力モデルを展開し、放射線源の安全を確保するアクションプランを履行する。また、核テロ対応技術サポートへの提案を行動に移し、中国における原子力発電の安全監督管理システムを全国で築きあげる。こうした様々な分野において、我々が誠意をもって協力しさえすれば、核セキュリティは持続的に確保され、「原子力が作る人類の美しい未来」というビジョンの先行きはさらに明るいものになるだろう」と述べました。(MOU、む)

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