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習主席、韓国大統領と会談=ワシントンで

2016-04-01 12:54:34     cri    

 習近平国家主席は31日ワシントンで、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談し、両国関係や共に関心を寄せる重要な国際・地域問題について具体的な意見交換を行いました。

 習主席は、「中国と韓国が国交を樹立して24年来、両国関係は一貫して平穏かつ迅速な発展を遂げてきた」とし、さらに、「双方はハイレベル交流を保ち、一連の戦略的対話メカニズムを活用して頻繁な協調を行い、互いの重要な関心事項に配慮し、互いの主権、安全保障及び発展における国益を尊重しなければならない」と強調した上で、韓国側が「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)」の建設に積極的に参加することを歓迎し、「双方は、国家戦略のリンクを加速させ、自由貿易協定の実施に向けた活動に重点的に取り組み、金融面での協力を拡大し、中韓産業パークの建設について一日も早く実質的な進展を遂げることに努力し、東アジア地域の経済一体化プロセスを推進していくべきだ」との考えを強調しました。

 朴大統領は、「韓国は、中国との関係を極めて重視しており、相互信頼を深めることを基礎に、両国の戦略パートナー関係の前向きな発展を推進していきたい」とした上で、双方のハイレベルな戦略的意思疎通の強化や、各レベルと各分野における交流の緊密化に取り組むことに賛同の意を示しました。

 両首脳は他にも、朝鮮半島情勢について意見を交わしました。習主席はその中で、各方面が情勢のエスカレートを招くようなあらゆる言行を慎むべきであり、地域内の国々の安全面での利益と戦略バランスを損なうべきではないという中国側の立場を強調した上で、「対話と協調は問題解決に向けた唯一の道だ。中国は6カ国協議の枠組み内での協議再開のために、しかるべき努力をしていきたい」と語りました。

 朴大統領は、目下の朝鮮半島情勢に対する韓国側のスタンスを明らかにしつつ、関係問題について中国と密接な意思疎通をしていきたいとの考えを示しました。(洋、む)

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