20160220news4
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中国外務省の洪磊報道官は19日の記者会見で南海に対するアメリカの発言に触れ、「アメリカが起こした一連の行動は南海の緊張した情勢を更にエスカレートさせた。アメリカこそが南海で"軍事化"を行っている」と指摘しました。
アメリカ国務省の報道官は18日、商業衛星写真を見て永興島に最近ミサイルが配備されたことがわかった。中国がその軍事化を中止する行動は見られず、また、中国は情勢の安定と安全を確保するための措置を一切取っていないと述べました。
これに対し、洪磊報道官は「中国は南沙諸島で軍事化を進めていないという態度表明は真剣そのものだ。しかし、王毅外相がこの前に述べたように、非軍事化は一国のことだけではなく、また二重基準、多重基準を取ってはいけない。この地域内の関連国及び地域外の関連国の共同の努力が必要だ」と述べました。
洪磊報道官はまた「今アメリカが南海での兵力配備を強化し、その軍艦と戦闘機も頻繁に南海海域に入り、接近偵察したほか、何回もミサイル駆逐艦と戦略爆撃機を出動させ南沙諸島関係島嶼付近の海域や空域に深く入った。更に、何回も南海で同盟国或いはパートナーをそそのかして、明らかな目的を持った合同軍事演習と合同巡航を行おうとする。こうした一連の行動は南海の緊張した情勢をエスカレートさせている。これこそ南海で軍事化を行っていると言わなければならない」と指摘しました。(任春生、kokusei)
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