シーシ大統領との会談で、習近平主席は｢60年前、中国とエジプトが国交樹立した。同時に新中国とアラブとアフリカの国々との外交関係が築かれた。この60年来、両国は互いに尊重し、支持し合い、深い友情を結んできた。中国政府はエジプトの安定維持、経済発展、国民生活の改善を支持し、エジプトが国際事務や地域問題でより大きな役割を果たすことを望んでいる。双方は互恵共栄の下で、より公正的かつ合理的な国際秩序の構築をともに推進し、両国人民により多くの恩恵をもたらしたい｣と述べました。

　イスマイル首相との会談で、習主席は｢2014年、中国とエジプトは全面的戦略パートナーシップを構築し、両国関係を新しいレベルに引き上げた。今回のエジプト訪問を通じて、全方位にわたって両国関係を深化させ、実務的な協力を拡大していく｣と述べました。さらに、今年は中国とエジプト国交樹立60年にあたり、双方はそれぞれ文化年イベントを催し、青年交流や観光事業、人文交流を促していく一方、国際問題における意思疎通を強めるよう」期待を寄せました。

　これに対し、シーシ大統領とイスマイル首相はそれぞれ習主席の訪問に歓迎の意を表した後、中国との関係発展や｢一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀の海上シルクロード）｣をはじめとする各分野における中国との協力に参加する考えを示しました。（01／21　Lin　Kokusei）