中国春秋グループと日本のビックカメラグループは23日上海で、双方が調印した戦略的協力趣意書を発表する記者会見を行いました。中国の航空観光業者と日本の家電量販業者の大手2社による異なった業界の協力を示しています。

　今回の協力の注目ポイントとして、双方は、ビックカメラが春秋航空日本株式会社（スプリング ジャパン）に10億円の資本を注入することで合意したことです。協力発表のタイミングについて、クリスマスやお正月、及び春節（旧正月）期間中の中国人観光客の強い購買力を目当てにするものと見られています。

　また、春秋グループは今年10月、東京サンフロンティア不動産との提携で名古屋にある「スプリンサニー・ホテル」を共同運営することを発表しました。

　今年、春秋航空の中日間航路の旅客輸送量が延べ120万人に達する見込みです。先週、春秋航空日本は、国際航空運送事業許可を取得し、現在の東京から佐賀、広島までの日本国内線の就航を踏まえて、来年2月に東京から重慶、武漢までの中日間の国際線にも就航する予定です。同時に、春秋グループは、2016年により多くの中日間の航路を開通する計画です。（洋、Kokusei）