北京などで日本語を教える教師の集まりである北京日本語教師会が発足20周年を記念して28日、北京外国語大学内の北京日本学研究センターで、日本語歌唱発表会を開催しました。国際交流基金北京日本文化センターの助成を受けたもので、日本語を学ぶ学生にスピーチや作文といった分野以外で、日頃の学習成果を発表してもらうことが1つの目的です。
司会は、中国人民大学附属中学・高校の流暢な日本語を話す2人の生徒が担当しました。参加チームは全部で12組。1人で堂々と楽しそうに歌う学生や、2~4人のグループで観客の目を惹きつけるパフォーマンスをしながら歌うチームなどもあり、それぞれに個性を発揮しました。
発表終了後にはNHKで放送していた「エリンが挑戦!にほんごできます」のテーマソング、「コトバの魔法」を発表者と観客の全員参加で合唱しました。これにより、会場内には一体感が生まれました。
表彰式では、各チームの表彰の他、ゲスト審査員特別賞やオーディエンス賞(観衆人気賞)が発表され、それぞれ「手紙~拝啓十五の君へ~」を熱唱したチーム「青春の向こう~」と「突然」を歌った「文殊ボーイズ」が受賞しました。なお、「青春の向こう~」の4人は、CRI日本語部の新年番組「紅白歌比べ」への出演権が授与されました。
最後に、審査員を代表してCRI日本語部の高橋恵子アナウンサーが発表会の講評を行い、発表者への労いの言葉だけでなく、アナウンサーの立場から発声発音のアドバイスも行い、更に今後の日本語学習の進歩を祈願し会を締めくくりました。(取材・写真:趙雲莎)