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中国国務院の李克強首相は現地時間22日午前、クアラルンプールで第10回東アジアサミットに出席しました。李首相はその席上、サミットの今後の協力について、次の3つの提案を打ち出しました。
一、 地域経済一体化プロセスの推進を加速させ、東アジアを世界経済の安定した成長エンジンにすること。中国はASEANと発展戦略の結合を強め、共により緊密な中国・ASEAN運命共同体の構築に努め、2020年をめどに東アジア経済共同体を発足させる目標に向けて取り組んでいく。
二、 政治的安全対話を積極的に展開し、同地域に相応しい安全枠組みの構築について検討すること。各方面はそれぞれの発展戦略と政策を巡って意思疎通を強め、政治的相互信頼を深めるべきである。中国はアジアの安全問題において共同、総合、協力及び持続可能などいった理念を提唱し、来年第5回安全枠組みシンポジウムを開催する。
三、 アジアの文明を巡る対話と交流を強め、異なる文明間の調和の取れた共存を促すこと。中国はアジア文明に関する対話の促進を支持し、来年にアジア文明対話大会を催す予定である。
李首相はまた、「東アジアの各国は互いに依存しており、その利益共同体と責任共同体が形成されつつある。われわれが団結、協力、開放、包容などといった精神に則り、利益の一致点を積極的に見出し、意見の食い違いを適切にコントロールすれば、東アジア協力の健全な発展をキープし、各国の人々により多くの福祉をもたらすことができるだろう」と指摘しました。(洋、kokusei)
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