李克強首相は21日午後、第18回ASEAN+3（中日韓）首脳会議に出席しました。

　席上、李首相は「現在、東アジア地域は経済発展情況が全体的に上向きであり、世界で最も活力があり、延び代のある地域の1つだ。ASEAN共同体の設立に伴い、ASEAN諸国の協力が新たな段階に入ることは、ASEAN+3協力にも新たな力を注ぎ込むだろう」と指摘し、さらにASEAN+3協力に以下の6つの提案を行いました。

　一、東アジア経済の一体化を加速すること。

　二、地域の金融安定に力をあわせること。

　三、相互連係のレベルを向上させること。

　四、生産能力の国際協力を展開すること。

　五、農業の貧困解消に関する協力を拡大すること。

　六、人材交流と文化交流を拡大すること。

　李首相はまた、「ASEAN+3協力は長年、国連憲章に則り、国際法を尊重し、互いの宣言や協議に従い、責任のなすりあいや批判ではなく、和平的対話で相違を解決するという宗旨に則り、互いに信頼しあい、互いに理解しあい、互いに尊重しあう環境作りを作り上げてきた。今後も、各国が安定した環境と和やかなムードを醸成し、地域国家の人民に幸福をもたらすよう、共に努力してゆくことを期待する」と強調しました。（白、向）