李首相は、「中国は、南海に関する争議を直接的に関わる主権国家が交渉と協商を通じて解決し、南海の平和と安定を中国とASEAN諸国が共に維持することに尽力している。長年、中国とASEAN諸国の共同努力を通じて、南海は外部勢力の干渉と介入がない状況の下で、全体として平和と安定を保っている。我々は『南海各方面行動宣言』を全面的、効果的に実施し、実務的な協力を行い、『南海における行動準則』についての協議を積極的に推進し、重要な進展を収めた。これは容易に得るものではなく、共に大切にするべきだ」と述べました。

　李首相はさらに、「中国はずっと、南海での航行と飛行の自由を積極的に提唱し、堅く守っている。南海での航行と飛行の自由は従来問題になっていない。この地域の国々は引き続きこれを維持する願いと能力を持っている。中国が自国の島礁で建設を行うのは合理的で合法であり、いかなる国をも標的にしたものでもなく、影響を与えることもない。ましてや航行自由の維持や海上災難の対応に役立つものであり、軍事化とは言い難いものである。しかし、関係の国々が南海における航行と飛行の自由を行使する際には、この地域の沿海諸国の主権と安全を十分に尊重するべきだ」と指摘しました。（玉華、kokusei）