中国の崔天凱駐米大使は29日、習近平国家主席のアメリカ公式訪問について、「実りある成果を収め、中米関係を新たなレベルに引き上げるだろう」と述べました。

　これは崔天凱大使が在アメリカ中国大使館で同日開かれた中華人民共和国成立66周年記念レセプションで発言したものです。

　崔大使は席上、「習近平国家主席の今回の訪問は、信頼を深めるとともに、心配を解消する旅である。習国家主席とオバマ大統領が戦略面での意思疎通を行い、これは中米関係の発展に深遠な影響を及ぼすだろう。また、協力を切り開く旅でもある。双方は経済貿易やエネルギー、人文、科学技術、農業、法律執行、ネットの安全など、多くの分野で合意に達した。また、平和維持、発展協力、持続的な発展、食料安全、公共衛生などにおいても、国際的、地域的な協力を強化し、気候変動など世界的な試練にも共同で対応することで合意した」と述べました。

　また、崔大使は「訪問は友情を深める旅でもある。習国家主席と彭麗媛夫人はアメリカの各業界の人々と交流を図った。彭麗媛夫人とミシェル・オバマ米大統領夫人は、アメリカ国立動物園のパンダ館で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんに「貝貝」（貴重な宝物の意味）と命名し、両国友情を深めるハイライトとなった」と述べました。（hj　山下）