馬成翔さんは新疆で生まれ育ったホイ族音楽家で、新疆音楽界の有名な作曲家として彼の作品が多くの少数民族の音楽の要素を採り入れ、新疆の少数民族音楽の発展のために寄与する民族音楽家と呼ばれています。

　ホイ族の作曲家・馬成翔さんが作った「ハーミーメロンを味わってください」という曲の歌詞は「遠方のお客さん、早く馬から降りてハーミーメロンを味わってください。ここの人々はみんな客好きで、美しい緑の世界に導いてあげる」という内容です。

　馬成翔さんはこの曲について次のように紹介しています。「ハーミーは私のふるさとだ。故郷の美しい田園風景と人情味溢れる気風はいつでも私を感動させる。特にメロンの王様と呼ばれるハーミーメロンのうまさは本当に味わいが尽きないと言える。私はこの曲を通じてハーミーの美しさや故郷の人々の人情味深いことそれにハーミーメロンのうまさをより多くの人々に知ってもらいたい」と語りました。

　馬成翔さんは1950年代、新疆東部にある少数民族が集中して居住するハーミーに生まれました。地元の各少数民族がいずれも歌うと踊りが上手なので、幼いから各少数民族の音楽に興味を持ちます。1986年、馬成翔さんは名門大学・上海音楽学院に入学し、西洋音楽を学び始めました。彼がここでむさぼるように勉強し、西洋音楽の最優秀作品の中からから音楽の栄養をたっぷり吸収していました。より多くの音楽知識を学ぶため、馬さんは毎日4時間しか眠れず、まるで疲れなど知らないようでした。

　卒業した後、馬成翔さんはさまざまなジャンルの音楽の創作に挑み、多くの作品を作りました。その内、舞踊音楽の作品が140曲余り、楽器作品が320曲、声楽作品が650曲に達しました。長年にわたって馬さんは自分の信じる道を、命をかけて進んでいます。大好きな民族音楽について馬さんは

　『私はサークス、ギター、バイオリンなど世界の人々が馴染み深い楽器で新疆の民族音楽を表現し、より多くの人々に新疆音楽を喜んでもらいたい』と述べました。