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新疆は中国の北西部にあります。かつてはシルクロードの通り道であり、今も多様な民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。
シルクロードの歴史学者・李カイさんは1970年代からシルクロードのあちこちを回って、歴史的な意義を持つこれらの古代文字を収集・研究してきました。さらに「西域750日」「シルクロード」など10冊の書類を編集しました。
30年前、カシュ地区文化管理所で働いていた李カイさんは初めて砂漠に入り、整然と掘られた畦や陶器の破片などを発見しました。李さんはこれが古代住民の遺跡だと判断しました。
この謎を明らかにするため、李さんは多くの学者を招いて再び砂漠に入りました。夕方、砂漠をさまよい歩いていた李さんたちは、ついにある大発見をしたのです。「たくさんの大きなかめが目の前に見えたのです。これらのかめは下半分が砂漠に埋もれていました」

また、李さんたちは砂漠で5カ所のジュンティムを発見しました。ジュンティムはウィグル語で、唐の時代、国王の使者や政府高官、シルクロード学者や専門家から大きな関心を集めました。李さんは「シルクロードの歴史を明らかにするためには、まずその古代文字を入手するべきである。これからも、知るロードの古代文字の研究に力を入れていく」と語りました。
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