新疆は中国の北西部にあります。かつてシルクロードの通り道となり、今も多様な民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。

　中国とカザフスタンは友好的な隣国同士です。ここ数年、両国の文化交流活動はますます活発になっています。このほど、カザフスタン国立音楽学院民族楽団が新疆の各大学で巡回公演を行いました。今日の時間はカザフスタン国立音楽学院民族楽団の新疆での公演活動についてお伝えしましょう。

　カザフスタン共和国は多民族国家で、多くの民族が文化の違いを超えて、仲良く暮らしています。カザフスタンは各民族の独特の文化を重視しています。各民族は自分達の伝統音楽を愛し、誇りに思っています。

　カザフスタン国立音楽学院のトンブラの演奏を教授する先生・カルシンジャ教授は今回の巡回公演で指揮を担当しています。今回の訪問についてカルシンジャ教授は「北京を訪れたとき、中国民族楽団の演奏を聴いて、非常に感動しました。世界の各民族は自分の民族の伝統音楽の発展のために尽くすことが大事だと思います」と述べました。