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1979年、トムルさんは今から3200年前の「五堡ミイラ」を発見し、国内外の考古学界に一大センセーションを巻き起こしました。この遺跡を発見した経緯についてトムルさんは次のように話しています。
「ある日、ある農家の友達が自宅前の空き地の様子がとてもおかしく、水が早く染み込んで、地面が大きく凹んだと言いました。私はすぐここに古墳があるのではないかと思いました」
その後、トムルさんと同僚たちは数ヶ月にわたる発掘を続け、ようやく「五堡ミイラ」を発見しました。
もっと壮大なコレクションをしたいという夢を叶えるため、トムルさんは1985年、文化局の仕事を辞めて、会社を創設ししました。そのして二十数年間、トムルさんは多くの貴重な文物のコレクションに努めてきました。
海外に流出した中国の文物を探すため、トムルさんはすでに数十カ国を訪れました。これについてトムルさんは「海外で中国の文物を見つけると、自分の子供が海外に亡命したようで、早く帰国させようと思っています」と語りました。
今、トムルさんは中国でも有名なコレクターとなりました。彼が持っているコレクションは鄭板橋、張大千、斉白石など中国書画界の巨匠の作品や国内外の油絵作品、アラブの羊皮画、マレーシアの木の葉の絵画などがあります。今年、トムルさんはコレクションの三分の一を新疆国画院に寄贈することになりました。
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