新疆は中国の北西部にあります。かつてシルクロードの通り道となり、今も多様な民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。毎週この時間はクイズを交えながら、今日の新疆の様子をご紹介します。番組の始めと終わりに、クイズを出しますので、よくお聴きください。
新疆放送テレビ大学のエンジニア・王鉄男さんは1980年代の初めから登山、砂漠縦断などの探検を始めました。王さんは天山山脈の東の高峰・標高5445メートルのボゴダ山に初めて登頂した中国人となりました。彼が著わした「中国徒歩縦断」、「中国登山聖経」、「中国探険聖経」の三つの作品はいずれも、その新疆の探険をもとにしています。
野蛮派登山家と呼ばれる王鉄男さんは日焼けした顔で背が高く、たくましい体です。1975年、高校を卒業した後、天山東部の山間部へ行き、森林伐採作業に携わりました。当時のことを振りかえって王鉄男さんは「1人で黙々と原始林の中の雪原を歩き、松風の音を聞くのは気持ちがとてもよかった。当時の経験は生涯忘れられない素晴らしいものとなりました」
1989年、王鉄男さんは初めて、探険の旅に立ち、タクラマカン砂漠を縦断し、楼蘭古城の近くにあるロプノールを探険して戻りました。
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