
花果山は孫悟空が生まれたところです。中国文化が好きな方はきっと詳しいです。この花果山には美しい花がいつも咲いていて、仙人の果物がよく実っているところです。中国東部の江蘇省連雲港市に、花果山と呼ばれる山があります。この山が「西遊記」の中で描かれている花果山の原型だそうです。
連雲港市にある花果山はまったく「西遊記」の中で描かれているように気候もいいし、景色も美しい仙境のようなところです。 見所は100ヶ所ぐらいもありますよ。しかも、その多くが「西遊記」で描かれているのと一致しています。たとえば、孫悟空は石から生まれたサルですね。あの生まれた場所の石いわゆる石猿とか、孫悟空が最初に住み着いた洞くつ、水簾洞などがあります。水簾洞は孫悟空と小さいサルたちの楽園だったそうです。中には、天然の石のテーブルといすが並べてあり、まるで孫悟空と小さいサルたちが水簾洞からたった今、出て行ったばかりのようです。

花果山に行くと、いたるところでかわいいサルたちに出会うことができます。サルこそが花果山の主人です。花果山に来た観光客はみんなサルたちに興味を持つようになります。サルたちは笑ったり、不思議そうに観光客を見つめたり、あるいは観光客と挨拶をしたりして、少しも人間を怖がりません。ここのサルたちは野生でずっと花果山に生息しています。ここにはいくつかのサルの群れがいます。そして、それぞれにボスのサルがいます。ボスザルはかならず健康でたくましいオスのサルです。ボスザルは、食べ物でも、メスのサルでも、ほかのサルより先に選ぶことができます。ボスザルは自分の群れのサルたちを率いて、自分のなわばりで暮らしています。
花果山は、その名のとおり、1年中いろいろな果実が実るところです。中でも有名なのは、キウイ、人参果、銀杏、栗などです。

これだけではありませんよ。花果山は雲と霧のお茶と書く「雲霧茶」がとても有名です。このお茶は山の上、つまり、雲や霧のすぐ近くで育っていたことから、雲霧茶と呼ばれるようになりました。山の上のいい自然環境のため、雲霧茶は品質がとてもいいのです。
連雲港は歴史好きな人も動物好きな人も、子どもから大人まで楽しめる魅力的な観光地です。
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