北宮森林公園は北京市の西北部にあって、市の中心部に一番近い森林公園です。北京市から西に向かって車で30分ぐらい行った所です。ここは山林観光、柿狩り、紅葉見物、また山登りなどができる総合的な公園です。面積は8平方キロあります。公園には海抜300メートルぐらいの山があります。
11月ごろの北宮森林公園では紅葉が見所です。この季節は紅葉を見るのに最適です。北京でもみじの名所といえば、香りの山と書く香山とか、八達嶺長城の紅葉が有名ですが、ここの紅葉は独特です。
北宮森林公園では、紅葉は毎年の10月末から始まります。そして、11月中旬ごろまでに完全に真っ赤になります。柿の実はオレンジ色をしているので、遠いところから眺めると、まるでカラーの絨毯が山を下っているようです。
観光客はここで紅葉見物や柿狩りができます。ほかにも、いろんな無公害の果物や野菜の収穫もできます。公園の管理部門は果物と野菜を収穫する場所を設置したほか、近くの農家の人たちが道端で自家製の柿やかぼちゃなどを売っています。
公園の中を歩いてみますと、都市生活のつまらないことをすぐ忘れられます。ここで聞こえるのは水が流れる音とかもの鳴き声です。山のふもとには面積が5000平方メートルの湖があります。かもたちは湖で悠々と遊んでいます。湖の周りには石橋、中国式のあずまや、回廊が造られています。ここは公園のもう一つの見所で、中国南方の建築様式ですから、小さい江南と呼ばれています。
湖の近くには茶屋があります。観光客はここで美しい山の景色を眺めながら、中国のお茶を飲んで、美しい自然を満喫できます。厳しい寒さにならないうちに、北宮森林公園に出かけてみようと思いませんか。
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