新疆は中国の西北部にあります。かつてシルクロードが通り、多くの民族が集まり住むエキゾチックなところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。毎週この時間はクイズを交えながら、今日の新疆をご紹介します。番組の始めと終わりに、クイズをご紹介しますので、よくお聴きください。
胡楊グループは新疆ウィグル自治区で活躍しているバンドで、このバンドのメンバーはアマチュアですが、その素晴らしい歌声は多くの人々に喜ばれています。
今、お聴きいただいているのは胡楊グループが歌った「天山牧民把歌唱(天山牧畜民は歌う)」です。胡楊グループはウルムチ市で創設され、その第1パートを担当する姚慶楽さんは軍隊病院に勤め、第2パートの姫新生さんはウルムチ鉄道局の事務員、第3パートの劉鳴さんと第4パートの王勤林さんはそれぞれウルムチ漢方病院と中国農業銀行で働いています。ではクイズですが、
今日紹介しているバンドの名前は何と言いますか。
10数年前のグループ結成について、第2パートを担当する姫新生さんは
「最初、私たちはそれぞれごく普通の音楽好きにすぎませんでしたが、10数年前、強音合唱団というアマチュア合唱団に参加した時に出会いました。稽古の後食事をした時、私たち四人は四人バンドを作ろうと話し合いました。また、数曲一緒に歌ってみて、とてもよいと感じました。私たちは四人バンドを作ろうと決心しました」
バンドを構成した後、四人はバンドをどういう名前にしたらいいか考えました。新疆といえば、多くの人は古いシルクロードやはてしなく広がる砂漠などを思い出すでしょうが、砂漠とオアシスで青々と茂っている胡楊という木をあまり知らないかもしれません。胡楊は極めて強い生命力を備え、乾燥に強く、酷寒、酷暑によく耐える樹木です。また、「1000年も生き続け、枯れた後も1000年は倒れず、倒れた後も1000年は腐食しない」と言われ、地元の人々は英雄の木と呼んでいます。胡楊バンドのメンバーたちは胡楊の強い生命力に感動していることから、胡楊バンドという名前が誕生しました。
グループが結成された当初、四人のメンバーは、毎日、とても小さな部屋で稽古をしていました。その後、10数年にわたる努力を経て、彼らは新疆の音楽界で知られるようになりました。最近、彼らは、中央電視台のステージに出演し、多くの観客から好評を得ています。
今、胡楊グループはできるだけ多くの人々に自分たちの音楽を楽しんでもらうため、アルバムをリリースすることを強く願っています。
では、クイズを繰り返します。
今日紹介したバンドの名前はなんと言いますか。
回答とお便りをお待ちしています。
あて先は郵便番号 100040
北京放送・中国国際放送局日本語部「新疆シリーズ」係です。
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