新疆は中国の西北部にあります。かつてシルクロードが通り、多くの民族が集まり住むエキゾチックなところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。毎週この時間はクイズを交えながら、今日の新疆をご紹介します。番組の始めと終わりに、クイズをご紹介しますので、よくお聴きください。
新疆ウィグル自治区は昔から、多くの民族文化や宗教が交流し合う地域で、ここで生まれた多彩な民族音楽と民族舞踊は独特の魅力を放っています。ウィグル族の有名な舞踊家で、芸術評論家でもあり、新疆芸術学院のアンニワル・トフティ教授は民族舞踊に現代の息吹と新しい思想を吹き込むことを提唱しています。
アンニワル・トフティ教授は新疆音楽学院で舞踊理論の教育に取り組んでいます。彼は舞踊理論に造詣が深いだけでなく、その舞踊芸術も素晴らしいものです。50代ですが、ステージに上がると、活力あふれる若者のように音楽と共に軽快に飛び舞います。
ではクイズです。アンニワル教授はなんと言う学校で教育に取り組んでいますか。
アンニワル教授の父はウィグル族の有名な翻訳家・トフティ・バケティさんです。父親の影響を受けてアンニワルさんは幼いころから読書を好み、自分自身で問題を分析し、解決する能力を身につけました。
1969年、アンニワルさんは中国南部の杭州歌舞団に入り、舞踊劇の創作に参加、出演して、多くのステージ経験を積みました。1980年代からアンニワルさんは新疆芸術学院で舞踊理論を指導するようになりました。アンニワルさんはウィグル族の伝統的な舞踊芸術を継承すると同時に世界に目を向けて、民族舞踊を世界を結ぶ架け橋にすることを提唱しています。これについてアンニワルさんは、「その当時、私は「新疆日報」などの新聞で「新疆民族舞踊の最新動向」などの芸術論評を発表し、民族舞踊について改めて考えることを提唱した。すなわち民族舞踊をいかに時代の流れに乗せるかということだ」
アンニワルさんの芸術評論は社会に大きな反響を呼び起こし、多くの新聞、雑誌、テレビ、ラジオがこれを報じました。新疆芸術研究所のディリシャティ・パルハティ副所長は、「われわれはアンニワルさんのように芸術の言葉を通じて自民族の伝統文化と民族精神を世界に伝える必要がある。これには、民族の美に対する考え方や倫理感も含まれている」
今、アンニワルさんの考えの影響を受け、民族芸術の発展について改めて考える人が多くなっています。人々は、中国の民族舞踊には必ず明るい未来がある」と信じています。
では、クイズを繰り返します。
アンニワル教授は何という学校で教育に取り組んでいますのか。
回答とお便りをお待ちしています。
あて先は郵便番号 100040
北京放送・中国国際放送局日本語部「新疆シリーズ」係です。
それでは来週のこの時間までごきげんよう。
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