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中国シルクロードの旅3ー1
   2007-04-11 19:16:09    cri
 (3日目ー8月21日、トルファン→敦煌)

 やはり6:00には目が覚めた。朝食へ、結構皆も来ている。あまり品数は多くないがこんなもんだろう。自分にとっては結構良いほうである。食事も終わり出発までホテル周りを散策するが、ウルムチのような高層建築は見当たらない。きっと需要がないからだろう。しかしそこかしこに葡萄棚と下がテラスや歩道だったりと。日差しは結構きついが、乾燥しているので爽やかである。

 9時近くなり皆そろったところで高昌故城へと出発した。一般の民家が立ち並ぶ街道を走って行ったが、道の両側には開渠があり結構水が流れていて、街路樹も生い茂っている。家並みのほとんどはレンガ造りで昨日見た葡萄小屋が2階に有ったりする住居も見られる。

 しばらく走っただろうか、きゅうに崩れた土塀が見えてきたら、バスはとある屋根で覆われた停留所に入って行き止った。ガイドが「ここで降りて下さい」と。そしてガイドに付いていくと門の様な所を潜り砂地の広場に出た。見渡すとそこにはレンガが風化して崩れた城壁やら、建物だったと思われるような崩れたレンガの塊が見渡す限り広がっていた。

  

 「ここが高昌故城です」とガイドが話している。確かに周囲の3mはありそうな高い土塀をよくみると、ところどころ表面の土が剥がれて下地のレンガ積みがみえる。皆揃ったところでロバ2輪車に分乗して故城の中心に向かって走り出した。1頭だけで10人乗っているがたいした力だ。けっこうな勢いですすんでいく。10分ほどして中心付近と思われる所に到着し、ロバ車を下りて中心に向かった。何やら神殿と思われるようなレンガ積みの建物が在り、その周囲が多少復元されている。ここ高昌故城は紀元後460年ごろの柔然時代の都として栄えた高昌城の遺跡であり日本の大和の中期にあたる。628年頃玄奘三蔵も立寄ったとされている。しかしその後イスラムが入ってきて破壊されその後の風化とかで、見るも無残だ。レンガをよくみると、日干しレンガを作る際強度を増す意味から絹糸や藁をいれたらしい破片が見られる。このようなレンガなので崩して畑に撒き水をやれば肥料として使えるので、近年まで破壊が続いたらしい。壁の落書きにもアラビア文字が混じっている。崩れたり風化して溜まった砂を除ければ多少ましになるかもしれないが、それも行われてはいない様だ。

 1時間ほど見学したあと次の目的地であるベゼクリク千仏洞に向かって走り出した。一般の住まいや葡萄畑の中を進んでいくと郊外へでてきたがそこに見たのは草木が1本もない赤茶色した襞のある山並みだった。そうここがあの有名な火焔山の山並みだ。バスの中の温度は冷房が効いて25度程度だろうが、外の風景から察するに35度近くは有りそうだ。ここトルファンの温度は聞きしに勝る灼熱の大地でガイドも高い時は40度を軽く超えると言っている。しばらく走っただろうか赤茶色の山並みを上っていくと砂漠のような砂山の前にある駐車場で止まった。ここが本日2番目の見学場所であると言っていたので、早速出掛けた。

旅行記
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