中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
化石収集の達人ーー周鳳彩さん(一)
   2007-01-04 15:00:25    cri
 周鳳彩さんは新疆ウイグル自治区の中心地ウルムチ市に住み、今は定年後の生活を送っています。50年間も化石を集め続けていて、その重さは数トンもあります。中には動物のものもあれば、植物のものもあります。

 警察で仕事をしていた周さんがこの趣味を持つようになったのは、父親から影響を受けたからだそうです。周さんの父親は近所で有名な漢方医でした。「小さいとき、父はいつも私を連れて河の中で化石を拾っていました。家に帰ってから、父はこれは何、あれは何と、何も教えてはくれなかったのですが、患者ができものが出来たり、怪我をしたりしたときに、これらを使って治療しました。私はこれを見て、とても不思議に思い、集めるのが好きになりました」と述べました。

 ところで、中国では、古くから化石を「龍骨」と呼び、漢方医学では、龍骨は精神を安定させる働きがあるとされています。周さんは大人になってから医者にはならなかったものの、化石を集める趣味はずっと続けました。化石の鑑定について、周さんは長年積んできた経験から、「化石は、舌でなめると、粘る感じがします。普通の石だと、滑らかな感じがします」と、自分なりの方法をまとめました

 周鳳彩さんが集めた化石は数トンに上りますが、みんな休暇を利用して、人々がめったに行かないところまで行って見つけたのです。化石を採集するために、「死谷」と言われるロプノールに行ったり、チベットを四回も訪れたり、世界最高峰のチョモランマまで登ったりました。

 こうして集めた化石は、なんと2000個もあり、動植物のものがそろっています。動物の化石には、魚、鳥、蛙、蛇、トンボ、蜥蜴などがあります。中には、鳥の祖先と言われている動物の珍しい化石もあります。それは鳥の頭に魚の尾をしています。植物の化石には、葦、竹、菊の花などなどいろいろなものがあります。その中で「海の蓮」と名づけられた化石は、1億年前に海に生息していたと確認されています。はっきり分かる葉の形が蓮に似ていることから、「海の蓮」と名づけられたのです。また、集められた化石の中で、最も奇抜なものは、一個の石に指の大きさほどの魚がおよそ60尾も詰まっているものです。

新疆シリーズ
v 陽光溢れる新疆 2006-12-15 16:20:32
v 新疆の子供発明家 2006-11-24 13:40:52
v 新疆少数民族女性の手芸生活 2006-11-10 13:50:15
v 新疆の宝物の一つ・民間芸術 2006-11-02 11:05:11
v 第18回国際情報学オリンピックで優勝した王棟選手 2006-10-27 11:45:21
v 天池農牧民の新生活 2006-10-18 11:13:57

   Your Name:   
    E-mail:           
   Comments:
   

  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |
    © China Radio International.CRI. All Rights Reserved.
    16A Shijingshan Road, Beijing, China