浙江の省都、杭州からバスで1時間半ほどの竜遊県で、「世界九番目の奇跡」と呼ばれる洞窟があります。ここの洞窟は36で、地下約30メートルにあり、最も大きい洞窟の面積は3千?もあります。竜遊洞窟は謎がいっぱい。誰がどんな目的で、いつ掘ったのかなどは、未だに明確ではありません。
竜遊洞窟のある竜遊県は、浙江省の西部にあり、北は水都、杭州に接しています。面積は約1100平方キロメートルで、人口が40万人です。ここは交通も発達して、鉄道、高速道路、水路からなる交通網も整備されています。杭州から竜遊県までは、高速道路で1時間半、上海からだと3時間ぐらいで着きます。竜遊県は歴史が古く、文化も素晴らしい所です。秦の時代から数えて、この県の歴史は、2224年を数えています。竜遊県には、山、平原、河川、景勝地などがあり、現在、国家、省、市クラスの保護文化財が100ヶ所にも達しています。特に、明と清の時代の建物が300戸、完全な形で保存されています。
現在、竜遊洞窟は、1号から5号までの洞窟が一般公開していますが、見学の順番は、逆に、5号洞窟から1号洞窟までの順番で、大体1時間ぐらいかかります。
竜遊洞窟は鳳凰山にあり、0.38平方?の敷地に、24の洞窟があります。鳳凰山向こうの川を中心に、半径1キロ範囲で、更に、12の洞窟が発見されました。この重要文化財を保護するために、5つの洞窟だけしか公開していません。ここの洞窟が発見される前には、水が貯まった池と思われていました。農民はここで米や野菜を洗ったり、洗濯物をしたりしました。近くの住民はこの池から18キロぐらいの魚一匹を釣り上げたことがあります。1992年、石岩背村の4人の村民が、魚を捕るため、17日間をかけて、一つの池の水をポンプで汲み出し、巨大な洞窟を発見しました。
ここの洞窟は、一体、誰がどんな目的で掘ったのかについて、いろいろな説があります。ここが軍事作戦の総司令部とする専門家がいます。また、貴族のお墓、穀物を保存する倉庫、更には宇宙人の基地だという大胆な説もあります
洞窟に入って、その天井を見ると、まっすぐな帯状の模様があります。当時は掘削用の道具も幼稚だったし、洞窟内も暗くて、これほど完成された洞窟が出来たのは不思議です。これも1つの謎です。
さて、多くの謎がいっぱいの龍遊洞窟への行き方は、杭州から列車で、2時間半で竜遊駅に着きます。ここから1号か2号バスに乗って20分で、竜遊洞窟に着きます。バスは午前7:30から午後の4:30まで、15分間間隔で運行しています。
個人観光のほか、団体客の場合、杭州か上海からツアーに入って、観光バスで行けます。
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