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四姑娘山は四川省成都市から西北220キロの日隆鎮にあります。そもそも四川省を横断する山脈にある四つの雪山で、まるで姉妹が手を繋いでいるように見えるので、その名前が付けられたのです。標高の順で、長女の大姑娘山は5355メートル、次女の二姑娘山は5454メートル、三女の三姑娘山は5664メートルで、四女の四姑娘山は6250メートルです。
四姑娘山は山肌が絶壁になっているので、登山客の憧れの聖地です。また、自然の風景も素晴らしいので、「東方のアルプス」、そして、四川省では「ニヤコンカ山」に次ぐ2番目に高い山で、別の名を「蜀山の皇后」とも呼ばれています。
四姑娘山は数年前から観光地としての開発が進められ、国家級観光地になったのです。最近、花見や登山などで、日本からの観光客も見られるようになりました。
四姑娘山は高山植物の宝庫とも呼ばれています。季節によって、様々な高山植物が見られます。5月にはシャクナゲ、桜草、6月から8月まで、ケシ、エーデルワイス、草ジンチョウゲ、アツモり草、キランソウ、キンボーゲなどが山いっぱいに咲き乱れます。
今、四姑娘山はすでに開発された観光スポットで、長坪溝、双橋溝、海子溝と巴朗山があります。
双橋溝は全長34・8キロ、総面積216.6平方キロ、標高3100メートルから3800メートルまでにある渓谷です。主な見所は雪山と草原牧場です。特に、5月から8月までは、草原牧場では桜草をはじめ、色々な高山植物が咲き、フラワーウォッチングと雪山を眺めながら、撮影にも最高です。
長坪溝は渓谷の全長は29キロで、総面積は100平方キロ、標高は3100メートルから3600メートルです。その入り口には、火災に遭いそのまま残されたチベット仏教の寺院があり、晴れた日には四姑娘山を撮影するのに絶好で枯樹灘や秋の紅葉狩りにも最高の場所です。また、龍洞、鶏冠石なども見所です。
海子溝の全長は19.2キロ、総面積は126.48平方キロです。5月の下旬から8月の下旬までに、リンドウ、ウスユキ草、ダイオウ、エーデルワイス、草ジンチョウゲ、キンバイ草、ヤマハハコ、ケシ、キラン草など、四姑娘山にある全部の高山植物が見られます。そして、鍋荘坪と朝山坪から姉妹のように並んでいる四つの山を一斉に眺めることができますので、四姑娘山観光の最高の場所です。
巴朗山の峠辺りの標高は4523メートルで、5月から8月の下旬までに山のほぼ頂周辺には、青いケシをはじめ、野の花が咲き乱れます。また、晴れた日には、巴朗山の峠から双橋溝の五彩山や日月宝鏡岩などの雪山も見られます。
四姑娘山及びその観光スポットの楽しみ方:
四姑娘山は四川省成都市から西北220キロの日隆鎮にあり、チャーターした車で、約7時間ぐらいで着きます。四姑娘山観光にはまず、日隆鎮で宿泊したほうが便利です。
双橋溝は日隆鎮から約7キロ離れています。双橋溝観光には現地の環境に優しいエコカーバスを利用します。途中2箇所ぐらい30分間ほどの遊歩道を利用するフラワーウォッチングフリータイムがあります。馬の貸し出しがありますが、高山植物を鑑賞するには徒歩のほうがベストです。観光に必要な時間は約4時間から5時間です。入山料は80元と観光バス代の80元で、観光には160元が必要です。
長坪溝は日隆鎮から約3キロを離れています。観光には徒歩又は馬を利用します。体力があれば、徒歩観光をお勧めします。観光には約5時間かかります。入り口から枯樹灘まで片道約5キロ、徒歩なら片道約2時間ですが、花を楽しみながら行くのでそんなに疲れは感じられないと思います。どうしても馬利用したいなら、行きを馬で帰りは徒歩のほうがベストだと思います。馬の道と遊歩道は別ですので、片道馬、片道徒歩なら、それほど疲れないし、両方の道の植物と景色が見られます。入り口から約16キロ離れた所に、四姑娘山があることから、数多の登山客が集まる渓谷です。長坪溝の入山料は70人民元、馬の利用料金は距離によって違いますが、初乗り料金は50人民元です。
海子溝日隆鎮から約500メートルしか離れていません。観光にはほとんど徒歩ですが、馬を利用することもできます。海子溝は山の上にあるので、入り口から最初の見所・鍋荘坪まで徒歩なら片道約2時間ぐらいです。山トレッキングには最高です。また、鍋荘坪から朝山坪までは起伏が少なく、花の鑑賞や雪山の撮影をしながら、徒歩していくのが一番いいです。観光に必要な時間は約3時間から4時間ほどです。入山料は70人民元、馬の利用料金は片道150人民元です。
巴朗山(はんろうざん、峠辺りの海抜は4523m)
臥龍から日隆まで移動途中に超える海抜5000メータ以上の高い山ですが、山のほぼ頂上辺り に青いケシを初めとする高山の野花が5月から8月下旬までに咲き乱れますので、花好きな日本の観光客には中々人気ある山になっています。
代表的な花が下記の通りです:
1黄色いケシ(6月上旬から8月初め頃)
2赤いケシ(6月上旬から8月初め頃)
3アツモリソウ(6月下旬から7月中旬まで)
4アヤメ(6月上旬から8月初め頃)
5コバイケイソウ(7月初めから8月初め頃まで)
6エーデルワイス(7月初めから8月中旬)
7ミヤコグサ(7月初めから7月下旬)
8ヤマハハコ(7月中旬から8月中旬)
9赤と黄色いと紫色の桜草(5月初めから7月下旬)
10スミレ(7月初めから8月初め)
11キンバイソウ(6月中旬から8月中旬)
12シオガマ(7月中旬から8月初め頃)
13イチリンソウ(6月下旬から8月初め頃)
14ハクサンイチゲ(7月下旬から8月初め頃)
15ミミナグサ(7月中旬から8月初め頃)
16勿忘草(6月中旬から8月下旬)
また、晴れる日には巴朗山の峠から双橋溝の五彩山や日月宝鏡岩などの雪山が見られます。
四姑娘山観光ベストシーズンで
登山なら5月と6月、普通の花の鑑賞や山トレッキングなら6月、7月、8月がシーズンです。5月と6月は四姑娘山の一年の中で一番晴れる日が多い時期で、6月、7月、8月は四姑娘山では花が満開の季節です。撮影するなら、どちらかと言うと10月の初めから末頃までが一番いいです。その時、四番目の四姑娘山もよく見えるし、紅葉に染められた双橋溝での撮影も一日が短く感じるほどです。
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