日本のラーメンは世界でとても有名です。中国でも、いくつか有名な日本ラーメン屋さんもあります。しかし、今回皆さんに紹介したいのは、同じぐらい有名な中国の麺料理です。
北京を含め中国北の地方は小麦文化が栄え麺料理もさまざまな工夫がされて広まりました。
今はすべて手作りが基本で麺点師と呼ばれる麺職人は手馴れた様子で麺を打っています。雑穀の麺も味がしみこむような形状、また味付けにも長年の工夫が感じられます。つるつる感やもちもち感などさまざまです。
まずは「刀削麺」
こね固めた麺生地をつくり、専用の削麺刀で沸騰したお湯の入っている大鍋に太い塊にした麺をそぎ落としていきます。同じ幅、長さに切られた麺は鍋の中に飛び込んでいきます。打ち粉をふらないので茹で汁は濁らず、蕎麦湯のように薄めて飲むこともできます。麺を碗に入れて上から好みのタレやスープをかけて食べます。
そして、「チョウ(草かんむりに攸)面魚麺」
小麦粉を手のひらで細く伸ばしてスープに入れたものです。麺が魚の様にみえるのでこの名前がついたようです。
「チョウ(草かんむりに攸)面窩々麺」
山西省平遥でよく食べられている麺で大麦をこねて掌で伸ばし、指に巻いて立てて並べます。蒸したものをタレに付けて食べます。食感はボソボソしていますが、素朴な美味しさです。
「焼きそば」
桃季餐庁の焼きそばです。麺はうどんとスパゲッティーの中間のようでした。見た目には、日本の焼きそばのようですが、味は中華風で日本のものと異なりますがとても美味しいです。
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