最近北京の天気は(1)地球温暖化の影響を受けたためか、冬なのに、気温が異常に高いです。空気が乾燥し、風邪を引きやすくて、いやなんですけど、暖かいので外出することが多くなりました。バスの中でも、地下鉄の中でも、どこへ行っても、(2)携帯で電話をしている人の姿が目立ちました。あまりにもこういう人が多いので、中国ではいったいどれだけの人が携帯を使用しているのかを知りたくなりました。ネットで調べて見ると、2006年までには中国で携帯を持つ人が4億人がいるということが分かって、びっくりしました。周りの人を見ると、中国人スタッフはもちろんみんな持っていますが、中国では携帯を使わないと言っていた日本人専門家の一人もみんなに進められて買いました。しい
まもなく、中国は旧暦新年となります。私の小さいころは親友人や親戚などの間で、お互いに(3)年賀状を送ることが普通でしたが、今は多くの人が(4)携帯のショートメッセージで新年の祝福をします。また、地下鉄の中でも、新聞や雑誌を読む人より、携帯で(5)ゲームをしたり小説を読んだりする人がずっと多いです。
携帯がそこまで私たちの生活に浸透したとは全然思っていませんでしたが、実は自分も多少携帯に(6)依存する傾向があります。例えば、旅行に出た時に携帯の電気がなくなり、(7)充電器も家に忘れて、携帯を使うことが出来なくなったことがありました。別に連絡する必要もありませんでしたが、ただ携帯が使えなくて、なんとなく不安を感じました。はっきり言えないないけれど、一種の孤独感を確かに感じました。まるで、この世とのつながりがなくなったような危機感なのです。私が携帯を買ったのは三、四年前のことでした。携帯を持っていなかった時に、人と連絡したりする時には何も不便を感じていませんでしたが、いつの間にか、こんなに携帯を依頼するようになったのが、自分でも(8)不思議に思います。
また、携帯を持っていない時代はよく遠方にいる友達に手紙を書きました。書くたびに、友達への愛情を込めて、(9)便せんも自分の気持ちに合うようによく選んでいたものですが、携帯を買ってからは、手紙の代わりによく他人から来た面白いショートメッセージをそのまま友達に送ってすみます。自分が考えないようになってしまいました。手紙より即時に連絡が出来るのは良いのですが、やっはり、気持ちは違ってきました。
携帯は生活を便利にするための発明ですが、その便利さで、人間の個性がなくなるような気がします。捨てたいとも思うのですが、絶望的な事実はこの文章を書きながらも、(10)何気なく、携帯を何回も見てしまうことです。携帯の存在はどれぐらい私たちの生活に影響するのでしょうか?いったい、携帯は私の生活にとって、どんな存在なのでしょうか?私はますます分からなくなりました。
(文:トウ徳花)
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