日本で子供がいじめで自殺した事件が相次いでいることを聞いて、びっくりしました。私の心の中では日本の人たちが(1)やさしくて(2)思いやりのあることを感じています。そのことと(3)いじめによる自殺が多いこととは(4)キャップがあまりにも大きいからです。また、これらの子供たちが経験した思いはどれほど辛かったのか、(5)心を痛めました。最も純情な時代、中国では「花模様の時代」と言われるほどの少年少女時代に、自ら命を断つなんて、残念でたまらないです。
いじめられる子は、弱い立場にあり、そのため、人一倍敏感で、周りの視線が余計に気になるタイプが多いのではないでしょうか。もし、回りの視線が、(6)軽蔑、(7)からかいなどマイナスのものだけでしたら、それこそ地獄の世界に陥ったと言えるでしょう。(8)誰だって生きる勇気がなくなってしまいます。でも、もしその視線に同情や思いやりなどがあり、そしてそれを感じれば、事情はまた別になると思います。
精神的に弱くなったときに、慰めてくれるやさしさに涙を流したりすることがないでしょうか。
10年ぐらい前、私は一人で自費で日本で四年間留学しました。(9)アルバイトをしながら留学する暮らしとは、休む暇がない、友達を作る暇がないなど、(10)せっぱ詰まった日々だということです。当時、お金、疲労困憊、宿題の提出が差し迫るなどで、私はよく迷ったり、滅入ったりしました。でも、無事に乗り越えられました。今考えると、回りからいつも力をもらったおかげでした。アルバイト先で日本のスタッフと同じように毎回もらうお弁当、「一緒にカラオケボックスに行こう」と誘ってくれる声、私が立つレジで毎回毎回清算するお客さん、無表情ですが、滲んでくる頼もしさ、偶然にあった先生の目線などからは、やさしさが感じられました。これらはわざと私のためにやってくれたものではなく、むしろ相手にとっては本能から湧き出た優しさで、報いの要らないさりげないものだと思います。でも、これらは私にとっては一つ一つ困難を乗り越える勇気で、確実なものでした。帰国して10年近く経った今も、よく思い出され、心を和ませるものです。さりげないやさしさって、力が大きいものだなと、つくづく考えされました。
このようなやさしさは、同じ弱い立場にいるいじめられっ子に対しても元気付けるものになると信じています。回りにいじめられる子がいたら、さりげなく何かしてあげることができるのではないでしょうか。やさしい(11)眼差しで眺めてあげましょう。一緒に登下校でもしてあげましょう。人ごみの中で肩をたたいてあげましょう。「おはよう」など明るく声を掛けてあげましょう。などなど。クラスで例え一人からでも、このようなやさしさを感じ取れば、いじめられた子は窮地から脱することができるようになるでしょう。社会人になってから、友人になるのはいじめっ子ではなく、いじめられっ子かもしれません。
弱い立場のいじめられる子が、(12)さりげなくやさしくしてもらえる環境に包まれてほしいです。
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