ロシアのメドベージェフ大統領とカザフスタンのナザルバエフ大統領は22日両国国境地域協力フォーラムで、世界に広がる金融危機に対応するため、両国間の経済協力を強めることで一致しました。
ロシア・カザフスタン国境地域協力フォーラムはこの日、カザフスタンのアクトベ州の州都アクトベで開かれました。メドベージェフ大統領は席上、「既に時代遅になっている世界経済の管理システムを整えなければならない」と強調しました。一方、ナザルバエフ大統領は、「世界的な金融危機に直面し、両国の経済部門はより緊密に協力を行い、ともに外部からの不利な要素を排除し、危機による損失を最低限に抑えなければならない」と語りました。
食糧安全の問題に言及した際、メドベージェフ大統領は、「ロシアとカザフスタンは主要な農業大国になる潜在力がある。両国は、新たな世界食糧安全システムの構築に参加すべきだ」と指摘しました。また、ナザルバエフ大統領は、「両国は、化学肥料の生産や農業技術の開発などで協力を強め、農業と牧畜業の生産性を高め、環境保全とクリーンエネルギーの開発に力を入れなければならない。また、核エネルギーの分野での協力も見込まれる」との考えを示しました。(翻訳:洋)
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