ロシアのクドリン副首相兼財務相は21日、「全世界で広がっている金融不安により、100億ドルの資金がロシアから流出し、ロシアのインフレを深刻化させる可能性がある」と表明しました。
クドリン財務相はこの日、「具体的な数字をあげられないが、アメリカの金融危機などの影響を受け、最近ロシアから流出した資本は100億ドルから150億ドルに達していると見られる。ロシアのインフレ率がさらに上昇し、政府の予期目標を1%から2%ぐらい上回るだろう」と見ています。
今年に入ってから、ロシア当局は数回にわたって、今年のインフレ率に対する予測を11.8%まで上方修正しました。このほか、アメリカの証券大手リーマン・ブラザーズの経営破たんにより、最近、ロシアの株価市場も急落しました。(翻訳:洋)
|