北京パラリンピックが17日幕を閉じます。競技が行われたこの10数日間、パラリンピックは人々に大きな感動を与えると同時に、中国の大規模大会を開く力や身体障害者事業で収めた成果を世界に示しました。
チュニジア身体障害者スポーツ連合会のアリ・ハルザラハ会長はパラリンピックに4回参加したことがあります。北京パラリンピックの施設について彼は完璧だと評価した上で、さらに「各競技場の施設はとてもすばらしい。特に国家体育場の『鳥の巣』は見事である。私は2000年のシドニーパラリンピックに参加し、そこのメインスタジアムが世界で一番すばらしいと思っていたが、北京の国家体育場はさらに立派なものである。外観も、内部の施設も比べるものがないほど完璧だと思う」と語りました。
北京パラリンピックを開催するために、中国は施設のバリアフリー化に力を入れてきました。これについて、カンボジアパラリンピック委員会のイ・ヴェスナ事務局長は「中国はパラリンピックのため、時間をかけて準備した。身障者のために整備されたバリアフリー施設は特に印象に残った」と語った後、「今回のパラリンピックのバリアフリー施設は車や道路、公共交通システム、競技場を含めすべての面で完璧である。特に選手村のバリアフリー施設はすばらしくて、各国選手に本当に大きな便宜を提供した」と評価しました。
ボランティアはスポーツ大会にとって欠かせない存在です。北京パラリンピックのボランティアは世界各国から来た選手やメディア関係者に行き届いたサービスを提供しました。
これについて、トルコ視力障害者スポーツ協会のデデオグル会長は「今回のパラリンピックで一番評価されるのは、ボランティアだ」と話した後、「2008年北京パラリンピックの各活動は非常に立派だった。特に、われわれトルコ代表団を担当したボランティアたちはトルコ語と英語が堪能で、大変助かった。主催国が私たちのために払った努力に感謝する。ボランティアたちの仕事に大変満足している」と語りました。
北京パラリンピックはスポーツ交流だけでなく、文化交流を行う貴重なチャンスです。異なる文化が北京で融合し、互いに触れ合うことによって、各国選手の間の友情が深まりました。
イタリアパラリンピック委員会のマルコ事務局長は、「イタリア人などヨーロッパ人にとって、中国は遠く離れた国である。中国に来る前に、中国のことをあまり知らなかったのは事実だ。今回、中国に来て北京市民の生活に触れ、文化や価値観を理解できるようになった。パラリンピックを通して中国への理解が確かに深まった。そして、スポーツは私たちを緊密な関係にした」と感想を述べています。
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