北京パラリンピックの開会式が6日の夜に行われました。開会式で、披露された身障者芸術団の演技や会場に満ち溢れた暖かい雰囲気は「超越、融合、共同享受」というパラリンピックの理念を体現しました。国際放送局記者は7日、試合に参加する各国と地域の代表団の関係者を取材しましたが、彼らはいずれも開会式を高く評価しました。
ウガンダ代表団の団長は、「開会式のアトラクションは非常に感動的だった。身障者と健常者との平等と協和を強調し、身障者の勇気と自信を強めた」と述べました。
「私は異なる国と地域の選手が開会式の会場に共に姿を表したことをとても嬉しく思った。アトラクションは非常に素晴らしかった。大半が身障者を励まし、自信を深めさせるものだった。四川大地震で負傷した中国の女の子の演技を見て、本当に感動した」
また、ポルトガル代表団の団長は開会式について、「開会式は宝庫のように、豊富な内容が収まっていた」と述べています。
「北京パラリンピックの開会式は歴史に記録され、忘れられない祭典となり、未来に貴重な遺産を残すだろう。北京より素晴らしい大会を開催することはロンドンの課題になるだろう。北京を祝福し、中国、中国国民を祝福する」
ベトナム代表団の団長は、「開会式は非常に成功だった。身障者の人生への情熱と強い奮闘精神を表現していた。その照明や聖火台への点火は人類が平和と向き合う場面を描いたもので、私に最も深い印象を与えた」と語り、「開幕式の最後に聖火台に点火する部分は、身障者が精一杯がんばっている精神を示していた。これはパラリンピックが自分を乗り越え、困難を乗り越えるスポーツ大会であることをも物語っている」と話しました。
インド代表団のシャンカル・アイヤル団長は開幕式の後、次のように述べました。
「今回の開幕式はとてもすばらしかった。世界各地の身障者選手が一堂に集まり、完璧な開幕式を楽しんだ。多くの身障者たちがアトラクションを通じて、各自の才能を示した」と話し、「目の不自由なピアニストが演奏した『四季』という曲は一番印象的だった。また、子供たちがアヒルの衣装でダンスしていた場面もとてもよかった。このほか、可愛い女の子が車椅子で演じたバレエもとてもすばらしかった」と語りました。
フランス身障者スポーツ連合会のマッソン会長もパラリンピックの開会式を高く評価しました。
マッソン会長は「これは情感溢れる美しい開幕式だった。身障者に対する暖かい気持ちがよく感じられた。アトラクションは、どれもこれもすばらしかった。特に、四季の移り変わりという場面をみて、中国芸術の独特の魅力を体験した。期待通りの開幕式で、本当にすばらしかった」と語りました。
さらに、マカオ代表団のフェルナンデス団長は、北京パラリンピックの開幕式は完璧で、ヒューマニティー溢れるものだった」と評価したあと、 「私はパラリンピックに6回参加した。身障者選手に座席を設けたのは北京パラリンピックだけだった。身障者への暖かい気持ちを実感した。これですべての選手たちが気楽に最初から最後までアトラクションを楽しむことができるようになった。これも史上初めてだと思う」と話しました。
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