北京パラリンピックで、ハイテクノロジーの力を借りて好成績をあげる選手とチームは少なくありません。ハイテクノロジーは北京パラリンピックを応援しています。
両足切断者クラスの100mと200mの決勝で、両足ともに義足の南アフリカのオスカー・ピストリウス選手が優勝しました。J字型の刀剣のような形をした義足を装着して、レースに出場することから、「ブレードランナー」の愛称で親しまれています。この義肢はカーボンファイバー製で、重さは4キロ足らずです。スポーツ選手の足とくるぶしの役割を果たし、走る動作に力を与えます。
陸上の競技場でF1の技術を使う車椅子も現れました。この車椅子を使う選手は1500mとマラソンに出場した日本の山本浩之選手です。
このハイテク技術の車椅子はある日本の車椅子製造企業が山本選手のために特別に作ったものです。
ボッチャはパラリンピックの正式種目です。この種目で、選手たちが使うコートは試合で時に決定的な役割を果たします。
12日午後、ボッチャの競技場で、BC3クラスの決勝がスペインと韓国の間で行われていました。スペインチームのガラン監督は、「今回スペインチームが使うコートは今までのと違って、もっと優れている」と述べ(音響4)
「このコートは有機材料で作られ、とても軽くて持ち運びが簡単だ。通関の時も申告しなくてもいい。今このような材料で作られたコートはますます普及されている。この材料も今までのより安い」と述べました。
ガラン監督の紹介によりますと、今までのコートは木製で、加工するときはとても不便です。有機材料で作られたコートは軽くて加工しやすいし、特に曲がったところの加工はより便利になっています。
ハイテクノロジーは選手をサポートしていますが、しかしいい成績を獲得するため選手の実力、心理などが必要です。これについて監督と選手もはっきり認識しています。
スペインと韓国のボッチャの試合で、結局木製のコートを使う韓国はスペインを破りました。ガラン監督は「コートがいくら良くても、頭を使わなければならない。よい戦術があれば勝つ」と述べました。(担当:ooeiei)
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