中国の胡錦涛国家主席夫妻は6日正午、北京人民大会堂で 盛大なレセプションを開き、北京パラリンピックに出席する世界各地からの来賓をもてなしました。
北京パラリンピックに出席する来賓たちは人民大会堂の東のロビーに入場し、待ち受ける胡錦涛主席夫妻と握手しました。国際パラリンピック委員会のクレイヴァン会長や、IOC・国際オリンピック委員会のサマランチ名誉会長、韓国の韓昇洙(ハン・スンス)首相など、各国の王室関係者や指導者およそ80人が北京に集まりました。
レセプションに先立って、胡錦涛主席が挨拶し、「まず、中国政府と国民を代表して、北京パラリンピックにご臨席なさる方々に熱烈な歓迎の意を表する。北京パラリンピックのために貢献をされた方々に真摯に感謝の意を表する」と述べました。
また、胡錦涛主席は「1960年代に第1回パラリンピックが開催されて以来、国際社会の共同の努力の下で、パラリンピック大会は人類の相互理解と友情を深め、世界文明の発展を促す重要な文化・スポーツの祭典となってきた。各国の選手はパラリンピックを通じて、自信や自立、向上心を表し、自分の限界に挑戦し、命の価値を求め続けている。そして、パラリンピック大会の励ましを受け、身障者と健常者は世界の大家庭における交流を進め、共に社会の権利を享受し、共に調和の取れた世界を築いている」と述べました。
胡錦涛主席は「中国には8300万人の身障者がいる。中国政府と国民は身障者支援事業を重視しており、一連の政策や措置を講じて、身障者支援事業を全面的に発展させている」と語った上で、 「われわれは、北京パラリンピックを契機として、さらに人道主義の精神を発揚し、身障者の利益を守ることに力を入れており、身障者が平等に社会参加し、共に経済社会の発展による成果を享受することを保障していく」と語りました。
今回、140余りの国と地域からの4000人余りの選手が北京パラリンピックに参加します。選手たちが過ごすパラリンピック村、練習場と競技場、北京の主な観光スポット、交通機関などのバリアフリー化は全て整った。これについて、胡錦涛主席は「2001年、パラリンピックの招致に成功して以来、中国政府と国民は国際パラリンピック委員会と国際社会の大きな支持の下で、真剣に約束を実行してきた。パラリンピックとオリンピックを同じようにすばらしくという要求の下で、超越、融合、共同享受の理念を堅持し、全力でパラリンピックの準備活動を行ってきた。国際パラリンピック委員会と国際社会の支持を受けて、北京パラリンピックを必ず特色のある、レベルの高い大会にすることができると信じている」と述べました。
最後に、胡錦涛主席は「各国の身障者の相互理解と友情を深める舞台として、北京パラリンピックは世界の身障者のスポーツ事業に貴重な精神的財産を残すに違いない」と強調しました。
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