国家観光局の王志発副局長は12日、北京で記者会見し、「歴代の五輪を見ればわかるように、北京五輪の開催都市は五輪開催後に観光ブームを迎えるだろう。関係方面はすでに具体的な準備を行っている」と述べました。
ここ数年、観光業は国民経済で重要な産業になりつつあり、国内総生産(GDP)の4%を占めています。統計によりますと、2007年に、中国を訪れた海外の観光客は1億3200万人に達し、世界4位となっています。第29回夏季五輪の主催国として、中国は海外観光の目的地となっています。
12日、北京国際メディアセンター(BIMC)で行なわれた記者会見で、国家観光局の王志発副局長は「北京五輪の開催都市の観光活動は順調に進められている」と述べました。
「北京五輪期間中のホテルの予約率は非常に高い。8月1日から開催までの間、主催都市を訪れる観光者数は絶えず増えている。11日現在、香港を除いた6都市では、175の観光団・6350人を受け入れた。10日には、ホテルの宿泊率は81.2%に達した」と述べました。
王副局長はまた、「五輪によって、中国を訪れる海外観光客の構成は変わった。1月から7月までは、大半が一般観光客だったが、8月になると、五輪の観戦客がかなり増えた。国家観光局が調査したところ、歴代五輪では、閉幕後に主催都市は観光ブームを迎えている。そのため、観光部門はすでに具体的な計画を制定した」と述べました。
「今年、我々は五輪観光年に定めた。五輪期間中やその前後の観光活動について具体的な計画を立てた。まず五輪に合わせて、観光施設や公共サービス施設を一段と整備した。五輪後の観光ブームを迎えるため、各地は観光名勝の施設の建設を強化し、新しい観光コースも開設している」と述べました。
王副局長は「五輪後、北京などの観光サービスレベルは大幅に向上し、観光市場はより適正化されるだろう」と強調しました。(翻訳:董)
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