今日は2008年8月7日、第29回オリンピック競技大会の開幕前の最後の一日です。朝、北京のオリンピック村ではオリンピックの主題歌のメロディに合わせ、南アフリカ、ノルウェーなどの代表選手団が共に、国旗の掲揚式を行いました。掲揚式を司会するオリンピック村の陳健村長は「われわれは選手団に一番いいサービスを提供するため全力を尽くす。『ひとつの世界、ひとつの夢』は今回の北京オリンピックのテーマであり、われわれは北京オリンピックを通じて、違った国と人民の間に友情、理解の架け橋を作りたい」と述べました。
第1回近代オリンピック競技大会は1896年にギリシアで開催されてから、今日に至っています。平和、友情、進歩の理想はスポーツ競技の形式で全世界で広がり、112年後の2008年、中国の首都・北京が第29回オリンピック競技大会の主催都市となりました。2001年にオリンピック招致に成功した後、北京がオリンピックの開催成功のためにさまざまな面で努力してきました。現在、北京はオリンピック競技場から大気の状況、観光、医療衛生に至るまで各方面での準備活動はすでに整えました。200近くの国と地域の選手団はすでにオリンピック村に入りました。
南アフリカ代表選手団のタビ副団長は今回のオリンピックに期待を寄せています。
「私はこれまで四回のオリンピックに参加した。ここは一番いいと思う。われわれはよりいい成績を目指して頑張る」と述べました。
同じくこの日、首都国際空港は、各国要人の北京入りがピークを迎えました。その中には、アメリカのブッシュ大統領やロシアのプーチン首相などがいます。彼らは、五輪に対する夢を持ちながら、国際社会による五輪への期待と情熱を伝えています。8日夜、80カ国余りの政府要人が共に、北京五輪の開幕式に出席します。
五輪を通じて、北京は古い文化、有名な景勝地および現代化した新しい街の様子を世界に向けて見せようとしています。
北京のメインストリート「長安街」の道端で、ロシアから来たアレクセイ・レベデフさん夫婦は記者のインタビューを受けています。2人が中国に来たのは3回目で、今回はもちろん五輪観戦のためにやってきました。奥さんのタチアナ・レベデワさんは、北京の変貌ぶりに感心しており、「私たちは、五輪関係の景勝地や広場などをたくさん見てきた。非常にきれいだった。町のあちこちで五輪ムードが高まっている。ここの準備がすでに整っており、北京が大好きだ」と語りました。
北京市観光局の推定によりますと、五輪期間中、40ー50万人の観光客が北京入りし、五輪に参加する世界各国の要人、記者、選手、内外からの観客を合わせて、延べ600万人ー700万人に上る見込みだということです。北京は今、両手を広げて、世界各国の友人や美しい明日、および五輪を迎えています。
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