全世界から注目されている北京オリンピックが8日の夜、盛大に幕を開けました。開会式の視聴率が中国では98%に上り、全世界では40億人がテレビでその盛況を見たといいます。
時差の関係で、アメリカでは、開会式の12時間後にテレビで放送されましたが、メリーランド州のある中華料理店で、アメリカ人のゴーグルさんが友人とともに開会式を見ました。
「実に素晴らしかったです。インパクトがあって、スケールが大きくて、特に振り付けが印象的でした。これだけ大勢の人がこれほど完璧に演じることができるのは、全く不思議ですね」
一方、メキシコのある中学校の校長・ホセ・ガルシアさんは、「歴史に残る開会式になると思います。中国人の規律、団結力、民族精神、そして四大発明をもう一度確認することができました。特に、全人類にとって偉大な思想家の孔子も登場し、大変印象深かったです」と語りました。
また、ドイツでは、各界の代表者が駐ドイツ中国大使館に集まり、開会式を見ました。優雅で想像力豊かな開会式にドイツのツィプリース司法相は、「このような盛大な開会式は、中国人の想像力、迫力、可能性を表しています。全世界はこれを通して中国を一層理解できたと思います」と語りました。
また、ロンドンにある中国大使館で、開会式を見たイギリス文化協会のスライブンさんは、「まさに壮観でした。私が期待していた以上に素晴らしかったです。色鮮やかで、パワフルで独特な雰囲気がありました。中国の悠久の歴史と文化を表現する手法に引き付けられました」と語りました。
イタリアのガボリリさんは、「『鳥の巣』と『水立方』、そして北京全体が様々な色で光り輝いていて、幻想の世界の中にあるように見えました。そして中国の56の民族を代表する子供達の登場が可愛かったです。中国は紙と活字印刷を発明した国として、巻物の形でその古い文化と近代化を表現するのは、非常に面白いアイディアでした。開会式を通して、中国は3、40年前の貧しいイメージではなく、全く新しい姿で世界の人々の前にあるという印象を受けました」と語っています。
開会式の日、スイスのローザンヌにあるオリンピック博物館は無料開放されました。数百人のスイス人そしてスイス在住の中国人がこの博物館にある大型スクリーンで開会式を見ました。その中の一人のザウォドニックさんです。
「感動しました。最も感動したのは、点火式ですね。そして会場の中央にある中国風の灯篭飾りがきれいでした」
このほか、世界中にいるCRI・中国国際放送局のリスナーの皆さんから感動の声が寄せられています。まさに「一つの世界、一つの夢」という北京オリンピックのテーマが表しているように、開会式を見たとき、世界中の人々が一つになって、喜びの気持ちを分かち合えたことと思います。
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