中国の胡錦涛国家主席は1日午前北京で、海外メディア25社の記者と共同記者会見をしました。
その際、胡錦涛主席は「北京オリンピックは中国の国民のものでもあるが、全世界各国の国民のものでもある。私は中国政府と国民を代表して、世界各国の友人が北京オリンピックを観戦することを歓迎し、また海外メディアの北京オリンピックの取材を歓迎する」と述べました。
胡錦涛主席は「オリンピックが世界人口の5分の1を有する中国で開催されるが、これは中国に対する世界の信任であり、また世界に対する中国の貢献でもある」と述べました。
オリンピックの政治問題化について胡錦涛主席は「オリンピックの政治化は問題の解決にはならない。これはオリンピックの精神と世界の人々の共通の願いに反し、オリンピック事業を損なうことにもなる。オリンピックは選手にとって夢を実現する舞台であり、世界にとって各国国民の相互理解と友情増進のプラットホームでもある」と述べました。
「ワンワールド・ワンドリーム」というオリンピックスローガンの理解について、胡錦涛主席は「オリンピックのスローガンは我々の真摯な願望を表したものである。中国の国民は世界各国の国民とともに、オリンピックの精神の下、交流と協力を強め、オリンピックを前進させて、人類の美しい未来を作っていきたい」と述べました。
オリンピック後の中国の経済社会の発展について、胡錦涛主席は、科学的発展観を徹底させるとともに、経済の安定的で比較的速い成長の維持と物価上昇の抑制をマクロ調整の最重要課題にする。我々は経済体制の改革を推進し、社会経済の良好で早い発展を求めるとともに、政治体制の改革も実施していくことを明らかにしました。
来週にオリンピック開幕を控え、各国選手に対し、胡錦涛主席は(音響の5)「開催国として我々は選手たちの活躍を願い、中国選手と各国選手の交流を通じ、国際オリンピック運動の前進に寄与することを願っている」と述べました。
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