IAEA・国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は9日、第44回ミュンヘン安全保障政策会議で、「イランの核開発計画に関する未解決問題が進展を収めた以上、西側諸国は、イランとの直接交渉をすべきだ」と述べました。
エルバラダイ事務局長は、また、「直接交渉を行ってこそ、双方の信頼が生まれる。イラン核問題の解決に制裁と武力による威嚇は必要ない」と強調し、「イランとの協力を続け、3月に開かれる国際原子力機関の理事会までに核問題を解決してほしい」と語りました。
ドイツのシュタインマイヤー外相も会議で発言し、「自らの安全と核拡散防止メカニズムを保障するため、国際社会はイランの核兵器保有を阻止すべきだ」と述べ、イランに協力と交渉再開の機会を提供するよう呼びかけました。また、「イランが国際社会の懸念を解消できないなら、国際社会は団結して、イランに圧力をかけていくべきだ」と述べました。(翻訳:GK)
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