第十回中国・EU首脳会議が28日午後北京で開催され、中国の温家宝首相、EU・欧州連合の輪番議長国であるポルトガルのソクラテス首相、欧州委員会のバローゾ議長らが出席しました。双方は、中国とEUの全面的戦略パートナーシップを共に推進していくことで一致しました。
1998年以来、中国とEUは年に一回首脳会議を行い、過去10年の間、双方の関係が絶えず深まり、建設的なパートナーシップから全面的な戦略パートナーシップにまで発展してきました。今回の会議では、過去十年の間で収めた成果と経験をまとめ、新しく出てきた問題の解決法を探り、未来を描くことなどが主な議題となりました。
会議後の記者会見で、温家宝首相は、「事実が表明したように、中国とEUの全面的パートナーシップの発展は双方の利益に符合している」と述べ、「全面的パートナーシップの構築は、双方が長い目でお互いの関係を見ることを物語っている。その関係は、指導者の変動など一時期のあることによって変わるものではなく、双方の戦略的な利益に基づいたものである。その内容は政治、経済、文化、安全問題などを含む多面的なものである。双方はパートナーであるため、お互いに尊重しあい、平等に遇するべきだ」と述べました。
中国とEUの関係を更に発展させるため、中国側は以下のの五つ提案を出しました。まず、ハイレベルな交流を保ち、既存の対話メカニズムを十分に生かして、二国間問題および国際問題についてタイムリーに意見交換をすること;次に、貿易構成のアンバランスを改善し、貿易規模を拡大し、現れた問題を適切に解決すること;そして「パートナーシップ・協力協定」に向けての交渉を加速すること;科学技術共同計画の制定、教育交流協力協定の採択、文化交流と協力計画などを加速すること;更に、気候変動、エネルギー、環境保護分野における協力を強化することなどです。
中国・EU貿易のアンバランスに対応するため、双方は今会議を通じて、ハイレベル経済貿易協力メカニズムの設立を決定しました。経済貿易やその関係分野をはじめ、環境保護、エネルギー、ハイテクノロジーなどが含まれています。この協力メカニズムについて温家宝首相は、「このメカニズムには三つの課題がある。それは、双方の経済発展戦略を討議すること;経済貿易発展の中で現れた問題を解決すること;重点協力分野に関する企画、課題とプロジェクトを研究することである」と述べました。
首脳会議に出席したEU側の高官は、中国との全面的戦略パートナーシップの発展を堅持し、双方の関係を新しい段階に推し進めていきたいと約束しました。EU輪番議長国であるポルトガルのソクラテス首相は「中国・EU全面的パートナーシップは双方に有利なだけでなく、国際社会にも有益である。中国とEUの協力は国際問題の解決にプラスとなる」と述べました。
また、台湾問題について、ソクラテス首相とバローゾ議長はそれぞれ、「EUは一つの中国という政策を堅持している。国連加盟のための台湾住民投票が一方的に台湾海峡の現状を変えようとする危険な行為であるため、EUは反対している」と表明しました。
中国リポート、今日は北京で開催された第十回中国・EU首脳会議の様子についてお伝えしました。(翻訳・アナウンス:ooeiei)
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