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EUとアフリカ、中東地域間のエネルギー会議が協力と対話を強調
   2007-11-02 15:21:10    cri

 





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 EU・欧州連合とアフリカ、中東地域のエネルギー会議が11月1日、シャルム・エル・シェイクで始まりました。会議は声明を発表し、「各方面がエネルギー分野における協力と対話を強化する必要がある」と強調しました。

 今回の会議には68カ国の閣僚、高官と代表が出席しました。会議では、エネルギー安全の強化、気候変動への対応、再生可能なエネルギーの開発と使用、エネルギー分野での投資に便宜を提供すること、現在のエネルギーインフラ施設の改善、クリーンエネルギー技術の開発促進などの主な議題について討議します。

 まず、会議は、各方面が協力する上でエネルギーに関する対話を強化し、エネルギーの安全を確保し、経済発展を促し、共に利益を得ることを強調しました。声明は、「エネルギーの生産国、消費国と輸出国が対話を続け、EUとGCC・湾岸協力会議との協力、EUと北アフリカの地中海諸国との協力、およびEUとアフリカとの協力を通じて、共にエネルギー問題に対応していく」としています。

 エジプトのアブルゲイト外相は開会式で挨拶し、「複雑なエネルギー問題は全世界が直面する課題であり、国際関係の中の政治、戦略などへの影響も大きくなりつつある。エネルギー分野の地域間の協力を強化することは、非常に重要であり、持続可能な発展に必要なエネルギー保障を行うことができる」と述べました。

 EUの対外関係担当のフェレロワルトナー委員は「EU委員会は、EUとそのパートナーの間で両国間と地域間のエネルギー関係を拡大していくことを決定した。関係する地域のエネルギー安全を確保するために、EUは、目標があり、しかも各方面が共に参加できる地域間の行動を定める」と述べました。

 次に、会議は再生可能なエネルギーとクリーンエネルギーの協力強化を呼びかけました。エネルギー採掘、石油工場と天然ガス工場の建設、石油やガスの輸送パイプの敷設などで外国企業の参入を許可するなどの方法を通じて、EUと中東、アフリカ諸国は、協力を拡大しています。また、EUと中東、アフリカ諸国の間での再生可能なエネルギーとクリーンエネルギーの協力の見通しは非常に明るいものです。

 さらに、原子力の平和利用が会議の焦点となっています。エジプトのアブルゲイト外相は「ムバラク大統領が10月29日に発表した数箇所の原子力発電所を建設するという戦略的な決定は、IAEA・国際原子力機関との協力の下で行ったものだ」と述べました。また、ヨルダンは1日、「EUとヨルダンは10月31日、シャルム・エル・シェイクで"エネルギー協力の重点共同声明"に調印した」と発表しました。アルジェリアのヘリル・エネルギー鉱業相は「アルジェリアとフランスは、原子力の平和利用についてさらに交渉を行う」と述べました。

 アナリストは「EUとアフリカ、中東の諸国がエネルギー協力を強化することはどちらにとってもよいことだ。EUが、中東やアフリカ諸国とエネルギー協力を行い、石油、天然ガスなどの伝統的なエネルギーの需要を満たし、ロシアへの依存を減らすと共に、EUとアフリカ諸国が水力発電などクリーンエネルギーや、再生可能なエネルギーの協力を行う上でプラスとなる。一方、中東とアフリカ諸国は、EUとのエネルギー協力を通じて、先進的なエネルギー開発技術と民生用原子力技術を獲得し、原子力発電所の建設、原子力の平和利用を実現することができる。それによって、国家発展と経済建設を進める上でエネルギー需要を満たすことができる」と見ています。

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