中国証券監督管理委員会(証監会)が4日発表したデータによると、今年10月末現在、国内のファンド資産は3兆3120億200万元に達し、1カ月ほどの間に約10%増加したことになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
証監会がまとめたデータによると、9月21日から10月31日までのほぼ1カ月間には、新しいファンドの発行はなかったが、ファンド数は全体で1591億口増加し、資産額が前年同期比9.56%増加した。
統計によると、10月末現在、国内のファンド管理会社59社が341ファンドを管理しており、ファンド数は全体で2兆553億3800万口(年初の2.8倍)、資産額は3兆3120億200万元(同3.8倍)に達した。
数年来、中国の金融市場で最も成長ペースが速いのは証券投資ファンド業だ。銀河証券ファンド研究センターの報告によると、2003~06年に、銀行預金の平均増加率は15%、保険業の資産規模の増加率は32%だったのに対し、証券投資ファンドの資産規模の平均増加率は65%に達した。
中国人民銀行(中央銀行)が行った第3四半期(7~9月)の全国都市部預金者アンケート調査によると、「世帯の主な金融資産はファンド」と回答した人は25.4%に達し、第2四半期(4~6月)に比べて5.4ポイント増加した。都市部のファンド投資は6カ月連続で増え続け、記録を塗り替えている。(編集KS) 「人民網日本語版」
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