8月8日は、北京オリンピックまで後1年間の節目の日でした。中国各地では、様々なイベントを企画して、北京オリンピックまで1年カウントダウンを行いました。
この8月8日は、『オリンピックを迎える』ことが、北京市全体の一番大きなテーマになりました。この日の朝、数十万人の市民が、千ヶ所近くの公園や広場で、一斉に運動を行い、オリンピックへの期待を表しました。8日行われたイベントは、夜の天安門広場で、クライマックスを迎えました。
天安門広場の一角に置かれたカウントダウン掲示板が午後8時を示すと、広場にいた4000人の市民と各国からの来賓たちが、大きな歓声を上げました。計画では、一年後の8月8日夜8時に、北京オリンピックの開会式が始まることになっています。
カウントダウンの後、IOC・国際オリンピック委員会のロゲ会長は、各国のオリンピック委員会に、選手団の派遣を呼びかけました。挨拶の席上、ロゲ会長は、「オリンピック大会は、オリンピック精神を高揚し、スポーツを目指す若者達のために、開催するスポーツの祭典です。オリンピック大会は、世界各国の若者に夢を与えます。全世界の若者達が1年後北京に集まり、共にオリンピックを祝うことを呼びかけます」と語りました。
北京オリンピックまで後1年の今、準備活動は順調に進んでいます。大会のために新築する37ヶ所の競技場のうち、六ヶ所は、すでに竣工しています。オリンピック大会のメインスタジアムになる国家スタジアムを除いて、ほかの施設は今年中にすべて工事が終わる見込みです。
アメリカのもと陸上選手、カール・ルイスさんは、北京の施設建設を高く評価しました。彼は、「北京オリンピックは最もすばらしい大会になると信じています。一月に北京の施設を見学した時、びっくりしました。非常に感動しました」と語りました。
施設の建設以外に、ほかの準備活動も順調に進められています。聖火リレーのコースが決まり、チケットの販売も秩序を持って進められています。
準備活動について、オリンピック組織委員会の王偉執行副主席は、「特色があり、かつ質の高いオリンピック大会を行うことは、私たちが世界にむけて約束したことです。これも、中国政府と中国人民の願いそのものです。準備活動は計画通りに順調に進んでいます」と語りました。(翻訳:李軼豪)
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